
「塗りつぶさない」を手で守る
塗り壁の細かな凹凸は、ローラーの当て方ひとつで簡単に潰れてしまいます。力を入れすぎず、壁の目を残したまま塗り重ねるのが職人の手仕事です。
WORKS
※ 施工前の状態と仕上がりの写真は、同一のアングルで撮影したものではありません(デモ)。





築12年・白い塗り壁の住まいの外壁塗装(デモ事例)。壁の表情を平らに塗りつぶさないよう、質感を残せる意匠仕上げ用シリコン塗料を選定。門柱・塀の曲面や笠木まわりまで手作業で仕上げました。工期15日間・自社保証8年です。
アーチや曲面の多い門まわりの意匠は、平らな壁より手間のかかる分、仕上げの丁寧さがそのまま外観の印象になります。今回はこの住まいの一番の魅力である「やわらかな風合い」を塗りつぶさないことを最優先に、塗料選びから施工方法までを組み立てました。アプローチから見上げたときのアーチの陰影がきれいに出るよう仕上げ、以前の雰囲気のまま美しさを取り戻しています。
築12年で外壁の汚れが気になり始めたものの、一番のご心配は「塗り替えたら、この家らしさが消えてしまわないか」ということでした。白い塗り壁の質感と、門まわりの雰囲気は変えたくない。単色でべったり塗りつぶすのではなく、いまの風合いを残したままきれいにできないか、というご相談をいただきました。
はじめに外壁を手で触っていただき、白い粉がつくチョーキングの状態をその場で一緒に確認。塗膜が寿命を迎えているという事実からご説明しました。そのうえで、壁の質感を活かせる意匠仕上げ用シリコン塗料をご提案。施工前に仕上がりのイメージをご家族にご確認いただき、色はいまの外観に近い白系で決定しました。門柱・塀の曲面や笠木まわりは刷毛とローラーを使い分け、3回塗りで塗膜の厚みもきちんと確保しています。完了後は8年の自社保証をお付けしました。 下地処理の際、門柱まわりの一部に細かなひび割れが見つかり、当初の範囲より広く補修を行いました。引き渡し後は季節が変わるタイミングで、色ムラが出ていないかの確認点検も行っています。

STEP 01
診断結果と仕上がりのイメージをご自宅でご説明。ご家族おそろいのところで色や質感の方向性をご確認いただいてから、工事に入りました。

STEP 02
塗装の前に、職人が手作業で外壁の下地を整えます。細かな傷みをコテで補修して質感をそろえ、塗料がきれいに載る状態をつくりました。

STEP 03
職人がローラーで塗料を均一に塗り広げます。門柱や塀の曲面は道具を持ち替えながら、壁の風合いを潰さないよう慎重に施工しました。

STEP 04
施工管理者がアーチや細部まで含めて仕上がりを点検し、手直しを済ませてからお引き渡し。8年の自社保証書をお渡ししました。

塗り壁の細かな凹凸は、ローラーの当て方ひとつで簡単に潰れてしまいます。力を入れすぎず、壁の目を残したまま塗り重ねるのが職人の手仕事です。

ひび割れの幅や塗膜の傷み方を1面ずつ確認し、補修が必要な箇所を先に洗い出します。ここを飛ばすと、きれいに塗れても数年で差が出ます。

雰囲気が変わってしまうのが怖かったのですが、仕上がりを見てほっとしました。前よりきれいになったのに「ずっとこの家だった」という顔をしていて、本当にうれしいです。(お施主様)
塗り替えの時期かどうか分からない段階でも構いません。いまの状況に合う入口をお選びください。